保育士の持ち帰り仕事と持ち帰りしごとを減らすためにできること

保育士は子どもの預かり時間が長く、保育以外の仕事が勤務時間外になることが多いため、持ち帰り仕事が生じます。

こちらでは保育士が持ち帰っている仕事内容やデメリット、持ち帰り仕事を減らすためにできることについてご紹介しましょう。

なぜ持ち帰り仕事が発生するのか、そしてデメリットを知ることで持ち帰り仕事が無いようにするにはどうしたらいいか気づきを得られる可能性があります。

保育士の持ち帰り仕事の内容

主な保育士の持ち帰り仕事をご紹介します。

日々の業務に加え、一時的な業務が重なることで負担が増え、結果として持ち帰ることが多くなるのです。

年中ある持ち帰り仕事

  • 個人の記録や指導計画
  • 保育園のおたよりやクラスだより
  • 制作の準備や貼りだし

行事や季節ごとに増える持ち帰り仕事

  • 運動会や発表会の衣装や小道具
  • 壁面の制作
  • 子どもの作品集やアルバムの作成
  • 実習生の指導や実習記録のチェック

持ち帰り仕事のデメリット

保育士にとって、持ち帰り仕事にはデメリットや危険が存在します。

・保育園から個人情報を持ち出すことで漏洩の危険性が高まる。

・プライベートとの境界が曖昧になり、心と体にストレスが溜まりやすい。

・持ち帰った仕事の量に関わらず、賃金に変動はない。

予期せぬアクシデントや体調不良を防ぐためにも、仕事は時間内に完了させることが理想です。

では、持ち帰り仕事を減らすためにできることを考えてみましょう。

持ち帰り仕事を減らすためにできること

持ち帰りの仕事を少しでも減らすためには、以下の方法を積極的に取り入れることがおすすめです。

スキマ時間を活用して効率的に仕事を進める

例えば、ToDoリストを作成し、準備を整えておくことですぐに取り掛かれるようにしてみましょう。

同僚と協力し合う

タスクを分担して共同で取り組みます。子どもたちが静かに遊んでいる際に他の先生にクラスを任せるなど。

仕事の省略や簡素化を検討する

壁面装飾の補強を行い、数年間再利用できるようにする。

行事の案は過去の記録を参考にするなど。

メリハリを意識する

上記の方法に加えて、自身の意志で「持ち帰りをしない」という姿勢も重要です。

持ち帰りが習慣化すると、仕事とプライベートの区別が難しくなり、仕事の延長になってしまう恐れがあります。

労働時間が減少しても、持ち帰りや休日に仕事が増えてしまうと、仕事そのものに対するモチベーションも低下してしまいます。

仕事を持ち帰る場合でも、仕事とプライベートのメリハリを意識することが大切です。