多くのお子さんを預かる保育士だからといってSNSを利用してはいけないということはありません。
しかし、保育士であるという自覚をもったうえで十分に注意を払って利用するにこしたことはないでしょう。
発信した側は軽い気持ちだったとしても、その情報を見た人の受け取り方によっては大きなトラブルに発展する可能性もあります。
保育士が気をつけたい発信の内容とトラブル例
こちらではトラブルに発展してしまう恐れのある保育士のSNS投稿内容とトラブル例についてご紹介しましょう。
●職場の同僚の悪口を投稿
匿名で投稿できるとあっても、職場環境を知っている同僚はもちろん、保護者や園児が保育士の悪口をみたら、大体の誰かわかってしまうでしょう。
先入観が働き、悪口を投稿した保育士自身のイメージも下がります。
気持ちに余裕がないときもSNSに悪口を投稿することは避けましょう。
悪口を投稿された同僚も、投稿した保育士も多くの保護者への不信感を招き、今後「その先生に担任になってもらいたくない」というクレームに繋がる恐れがあります。
職場自体の愚痴も同様に投稿して保護者に拡散すると、「保育士を大切にしない保育園に預けるのはリスクがある」と考える保護者が退園するという自体に発展する可能性もあるのです。
園の方針に合わない、園長先生と相性が悪いなど投稿しようものなら退職を促されるかもしれません。
●恋人との写真やデート内容を投稿する
こういった投稿を学生時代からしていたという方は軽い気持ちで投稿されているのかもしれません。
投稿したい場合は友達限定など公開範囲を絞ることが大切です。
保護者は基本的に保育士のそのようなプライベートの情報を見て良い気はしませんし、不快に感じる方もいます。
自己主張が強すぎる、承認欲求が高すぎると保護者が感じると「今後この先生に我が子を任せたくない」という訴えが園長に届き、クラス担任を外されるといった処置をうける可能性があるでしょう。
高級レストランで食事をしている様子や、高級ブランドを恋人に買ってもらったなどの投稿も保護者は快く思いません。保育士の家庭的なイメージから離れてしまうからでしょう。
保護者との信頼関係を深めることも保育士の業務の一環です。
派手すぎても保育士にふさわしくないなどのクレームが来る可能性があります。
SNS投稿で注意するポイント
まずは公開範囲を友達限定にしましょう。