「保護者とのあるあるトラブルと対応策」にあるように保護者とはさまざまなことがトラブルにつながる可能性があります。
普段気をつけていても思わぬところからトラブルに発展することは多々ありますが、保護者と良い関係を築くために日頃からちょっとしたポイントを抑えておくとトラブルに発展してもスムーズに解決できる可能性が高いです。
保護者と良い関係を築くためには
保護者と良い関係を築くには日頃からどのような接し方をすると良いのでしょうか。
挨拶と正しい言葉遣い
挨拶と正しい言葉遣いは非常に基本的なことですが、常に明るく挨拶することは非常に重要です。
お子さんの送り迎え時はもちろんですが、園内ですれ違う際や玄関で出会った時など、一言で挨拶しましょう。「おはようございます」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」などの言葉で挨拶をすることが大切です。
また、言葉遣いにも注意が必要です。保護者との関係が親しくて仲良い場合でも、保護者の立場を考慮し、言葉遣いに気をつけるようにしましょう。
積極的なコミュニケーション
保護者との積極的なコミュニケーションは非常に重要です。
保護者にとって大切なことは、「保育士さんが園内での子どもの様子をどれだけ把握できるか」ということ。
普段、園内の活動を見る機会がない保護者にとって、子どもを預ける時間は不安なものです。
そのためお迎えの際に、保育士さんが子どもの成長や取り組みを報告することは、保護者にとって心強く、自分の子どもが大切にされているという安心感を得ることができます。
送迎の時間帯は、会話に十分な時間を割くことは難しいかもしれませんが、少しの言葉でも構いません。保護者の心配や不安を少しでも軽減するために、コミュニケーションを大切にしましょう。
保護者の子育てをサポートする
保育士の保護者へ寄り添いサポートする姿勢は非常に重要です。
特に初めての子育てに取り組む新米ママさんにとっては、苦難の連続となることもあります。そのようなとき、保育士が親身になって話を聞き、共感しつつ悩みに寄り添うようにします。
さらに、園での経験を活かしてアドバイスを提供し、「こうやって子どもたちに教えています」「マイペースな性格の〇〇ちゃんにはこの方法が合うかもしれません」という具体的なサポートを心がけましょう。
保護者はこのような保育士の存在に安心感を抱き、子育てに前向きに取り組むことができます。信頼関係を築きながら、保護者の子育てのパートナーとして支えていきましょう。
子どもたちとの信頼関係を築くことも大切
子どもたちが先生との関わりを楽しんでいたり、信頼している様子を見ることで、保護者は先生が子どもとの関係を大切にしていることを感じることができます。
例えば、「今日、〇〇先生が絵本を読んでくれたんだ」「〇〇先生はとても面白いから大好きなんだよ」といった子どもたちからの話を聞くことで、保護者は安心して自分の子どもを先生に預けることができるのです。
信頼関係が保護者と先生の間に築かれることは、子どもの成長と安心した保育環境の構築につながります。