障がいを持つ子どもの保育を担当する、「加配保育士」の存在をみなさんはご存知でしょうか。
「加配」とは、国の制度で発達障害や、言葉の遅れや自閉症などが障がいと認められた子3人に対し、保育園の先生を1人余分に付けることができる制度です。
加配保育士としての仕事は、障がいの種類や度合いなども子どもによって変わる為一般の保育士以上に寄り添い合った保育が求められます。
今回は一般の保育士とは異なる知識が必要になる為、目指す時に知っておくべきことを今回の記事ではご紹介いたします。
必要な資格
加配保育士として勤務するためには、保育士資格は必要不可欠です。
一般の保育士に補助として入る加配保育士ですから、保育補助として資格が無くても働ける、と混合しされることもありますが保育補助というような扱いにはなりません。
保育士資格以外に必須の資格は特にないので、保育士資格を取得するためのカリキュラムで障がい児保育についての知識をしっかりと学んでおきましょう。
障がいについてのスキルを身に付ける
障がいといっても、発達障害やアスペルガー症候群など子どもの人数ほどさまざまな
種類があります。
障がいに対する基礎的な知識はもちろん、子どもと実際に対面したときに子どもにとって必要な手助けはなにか、などその場で判断する力が必要です。
普段から、子どもの様子を観察する力は一般の保育士より気を回さなければなりません。
保護者との連携
そして、加配保育士として働く時に子どもとの関わりだけではなく保護者とお話しをすることも子どもをよく理解するうえでとても必要なことです。
子どもを預ける保護者としては、安心して預ける事ができる園であることが一番です。
スムーズな対応がとても必要になるので、子どもの知識だけではなく心理学の知識や、保育カウンセラーの知識も取得していると現場で活かせることが多くなり、保護者との連携も上手くでしょう。
加配保育士として勤務することは、一般の保育士より子どもとの距離が近くじっくり子どもと関わることができます。
密に子どもと向き合うことで、集団保育では得られない経験もたくさんあります。
そのため、勉強する毎日であるためスキルアップできるかもしれません。
しかし、加配保育士の需要は高まりつつあるものの加配保育士を配置するための制度や、補助金などを活用していない園はまだまだたくさんあります。
求人もまだまだ少ないため、希望の保育園に勤務することも難しいかもしれません。