保育士のイライラの原因と対処法

どんなお仕事でもストレスはたまりますが、保育士は特に命を預かるお仕事だからこその大変さがあります。

人間関係の悩みや自力では解決困難な問題では、ストレスとの闘いは時間がかかるものです。

解決方法だけでなく、ストレスを軽減する方法も知っておくことも大切。

イライラの原因に合わせた対策や解決方法を把握しましょう。

職員同士の人間関係

園長や同じクラスの職員と馬が合わなかったり、後輩に伝えたことができていなかったりということなどが人間関係のイライラの原因。

人間関係には相性があります。相性が悪くても気にする必要はありません。仕事では必ずしも仲良くなる必要はなく、円滑なコミュニケーションができれば十分です。

仕事中に悩みがあれば、同僚や先輩に相談してみましょう。内情を知っているため具体的なアドバイスをくれる可能性が高いです。

また、気軽に話したり気分転換したい場合は、保育士ではない友人に話を聞いてもらうことも選択肢の一つ。保育の知識がないため、新しい視点で解決策を提供してくれるかもしれません。

保護者との関わり

提出物や持ち物への記名など園側のお願いを聞いてもらえなかったり、理不尽なクレームを訴えられたりするのは保育士あるある。

保育士と保護者の関係でも、信頼関係を築くのは難しいでしょう。

積極的に会話をし、家庭と園で、お子さんを見守るというお互いの役割を交代しながら関係を深めていきましょう。

重要な情報が伝わりにくい場合は、手紙や貼り紙、一斉メールなどの方法で情報を共有します。

理不尽なクレームなど、トラブルを予防するために記録を残すことがオススメです。

子どもとの関わり

保育士という仕事上避けられない子どもとの関わり。

赤ちゃんなど未満児であれば、泣き続けている意味がわからなくて困り果ててしまったり、3歳以上児であればみんなと一緒に行動してほしいときに指示にしたがわない、暴言を吐くなどの行動を取られたりとイライラとストレスがたまります。

子どもとの関わりで悩んだりイライラしたりする場合は、情報共有が重要です。自分だけで解決しようとせず、複数の職員と協力して対策を考えましょう。

子どもに関する問題については、クラスの職員と話し合いましょう。「〇〇君の対応で悩んでいる」と具体的な案を出し合い、みんなで解決に向けて協力しましょう。

仕事上の悩み

スケジュール通りに保育が進まない、業務のキャパオーバーなのにサポートが得られない、ピアノを弾ける職員が少ないため他のクラスまで弾きに行っているなど、プレッシャーや理不尽なストレスを感じていることも多いでしょう。

保育園での忙しい時期はストレスやイライラが増えがちです。

仕事量が原因なら、まずは調整が必要です。

自分が抱えている仕事を整理し、優先順位と締め切りを把。重要な仕事から取り組み、他の人にできる仕事はできるだけ依頼してみてください。

心の疲れだけでなく、身体の疲れにも気を配りましょう。身体が疲れているとイライラしやすくなります。十分に休息し、栄養を摂りながら体力を回復させましょう。これによって日中のハードな仕事に対応できます。