保育園で転職が増える時期について

保育園で働いている保育士にとって、最も忙しい時期はいつかご存じでしょうか?
それは、2月~6月です。
これはなぜかというと、年度末の業務と、新しい年度がスタートすることによる落ち着くまでの期間がとても忙しいからです。
また、新学期が始まると保育士やスタッフの退職や転職も多くなります。
キリのいい所で退職や転職をして立つ鳥跡を濁さないようにきっちりと引継ぎをして去ってくれる方もいれば、バタバタとせわしなく引継ぎもままならないまま気づけばいなくなっていたというパターンもあります。
今回は年度の切り替え時期のお話をしたいと思います。

年度の切り替え時期に転職や退職が増えるのはなぜ?

これは一番にやはり一番区切りがいいからでしょうか。
特に担任のクラスや副担任のクラスを受け持っている保育士の場合はクラスの子供たちと一緒に過ごした時間もありますから、中途半端な時期にいなくなってしまい代わりの保育士に変わることは子どもたちの気持ちの面でもあまり良いことではありません。せっかく仲良くなった保育士が急にいなくなってしまうのはさみしいことですし、新しい保育士に慣れて気安い関係になるにもある程度時間を要します。
もちろん、産休や育休などでしばらくしたら戻ってくる際にはまたケースが変わってしますが、こちらもなるべく時期を考えた方が良いのかもしれません。

年度始まりには求人が多いため

このように、転職や退職を考える保育士が多い時期には逆に求人も多くなります。
時期的には正月明けの1月~3月ぐらいに求人は集中します。
なぜなら子どもたちのクラスが始まる4月から働いてもらうと区切りが良いからです。
沢山の求人の中から優秀な人材を選びたいといった保育園側の考えが大きい所もありますが、やはりこの時期には保育士が不足する保育園も多く、新しい年度が始まる前に保育士を補充しておきたいからでしょう。

転職を考えるなら遅くてもいつから動き始めるべき?

転職を考えているなら、春休み中に引継ぎをすますことができるように早ければ夏、遅くても10月ごろには動き始めておかないと間に合いません。
また、保育士求人が集中するのは1月~3月が多いのは事実ですが、求人は一年中ありますので日頃から求人サイトなどをチェックしておきましょう。
また、11月ごろから新年度の保育士求人が始まります。今働いている保育園からスムーズに新しい保育園へ移行したいなら早めに内定を抑えておくことが重要です。
今期末で今の保育園を退職し、来期から働きたい旨を伝えておけばスムーズです。