保育現場未経験の保育士がやりがちな失敗

 

新年度で新卒の保育士が入職してきたという園もたくさんあるでしょう。

新卒だけでなく、保育現場未経験の潜在保育士だった方もいらっしゃるかもしれません。

スクーリングや保育補助などくらいの現場経験ではどうしてもやりがちな失敗があります。

こちらではやりがちな失敗と対応策についてご紹介しましょう。

1年目でやりがちな失敗

保育現場未経験だとイメージしにくいですが、保育士の仕事は子どもの保育や保育に関わる仕事だけではありません。

保護者との関わりはもちろん、運営側となる上司との関わりや先輩保育士との関わり、事務作業や掃除など、さまざまな業務があるのです。そのためやりがちな失敗があります。

ホウレンソウのミス

報告・連絡・相談は保育士だけでなく社会人として仕事をする上で必須のことです。

先輩保育士が見るからに忙しそうで聞きづらいと思っているうちに伝えるのを忘れていた、わからないけど相談できなかったというミスが起こります。

ちょっとしたことも積極的に相談や確認をしましょう。また、行動する前や行動した後は「今から行います」「終わりました」と声掛けをして認識を共有します。

先輩保育士や他の保育士がわかっているもの、察しているだろうと思ってはいけません。状況によっては園全体に影響があったり、クレームにつながることもあるのでホウレンソウは徹底しましょう。

書類などの提出期限を忘れる

意外と多い書類作成業務。

保育とは別に児童票や保護者情報、指導案の提出に園のお便りの作成などとともに毎日の連絡帳の記入という押し迫ったものがあるためうっかり提出期限を忘れてしまうということはやりがちなミスです。

提出期限をいつも使うファイルに貼ったり、スケジュールやカレンダーなどのアプリを利用したりして予定を管理するようにしましょう。

期限を守るのは社会人のマナーでもあります。

周知しなければいけないものや、保護者も関わる行事などに関するものは特にプレッシャーのもなるのでしっかりチェックして送れないようにしましょう。

感染症に対する意識の欠如

新卒の方や、中途採用でも保育現場未経験の方に特に注意してほしい感染症対策に対する意識。

じつは子どもがかかりやすい感染症には大人も注意が必要なものが少なくありません。大人の方が重症化するものもあります。

新型コロナウイルスの流行に関しては高い意識をもって消毒や検温をされているかもしれせん。

しかし流行るのは溶連菌やプール熱、アデノウイルスにノロウイルスなどさまざま。

水疱瘡や風疹、おたふく風邪などは免疫が無い方も注意が必要です。

子どもたちとの距離が近い保育士はどうしても感染リスクが高いので、基本的な手洗いうがいで徹底的な予防をしましょう。

免疫があるか、予防接種を幼少期に受けたかわからない場合、医師に相談して免疫を確認したり、予防接種を受けたりするのもオススメです。

いかがでしょうか。

子どもたちの成長を促し見守るためにも社会人の常識として必要なことばかりなので、しっかりと対策をとるようにしましょう。