藤井聡太棋士も受けた教育法「モンテッソーリ教育」とは?

モンテッソーリ教育とはみなさんご存知ですか?
医師であり、教育者であるマリアモンテッソーリ博士が考案した自己教育力のことです。

 

子どもは親に教えられなくても自らの意思で歩こうとしたり日々、
自立のために積極的に成長していきます。
モンテッソーリ教育が世に知られるようになったのは
最近では藤井壮太棋士の影響力が大きいのではないでしょうか。
モンテッソーリ教育の基本的な考え方としては、
子ども自身の『自己教育力』とその才能を発揮できる『環境』、
この2つを結びつけることで発足します。

 

モンテッソーリ教育の特徴

①日常を大事にする
これは、通常教育の場では年間を通してさまざまな行事が行われます。
運動会や、クリスマス会でのクラス発表などクラス一致団結して行う行事があります。
しかし、このような行事にはほぼ練習などはせず、
控えめに行われることが多いことが特徴の一つです。

②敏感期に熱心になる
敏感期とは、だいたい0~6歳までの間でそれぞれに表れる発達段階における
自己教育の具体的な表れに環境を用意します。敏感期に熱心に取り組んだことは、
子ども自身で簡単に吸収することができるのです。

③環境を整える
モンテッソーリ教育には環境を整えることはとても重要です。
・子どもが教具を自ら選択する
・子ども自身が興味を持つ教具であること
・子ども一人一人に合わせた自己形成を助ける教師がいること
など、周りの大人や教師が見守るスタンスでいなければなりません。
何が今子どもに必要か見極め事前準備を怠らないことも重要であるため
マリアモンテッソーリにより教育資格の確立もあります。

④お仕事
モンテッソーリ教育の教具を使った活動時間を「お仕事の時間」としています。
通常のおもちゃと差別化し、独特なお仕事の時間として過ごします。

⑤モンテッソーリ教育教具
見聞きだけではない、実際に身体を動かす事で成長し学んでいくことに重点をおいた
興味を追及するためのモンテッソーリ教育独自の道具を使用します。

 

 

イタリアで生まれたモンテッソーリ教育は、いまや世界各国に広がっています。
人格形成には長い時間を要するので子どもの発達に合わせて家庭内でも
モンテッソーリ教育を行うことは子どもの発達にとってとても重要なことなのではないでしょうか。
モンテッソーリ教育を取り入れた学校は年々数を増しているので
視野に入れてみるのも新たな発見で良いのかもしれませんね。