保育士の仕事は、子どもとの関わりだけでなく、「保護者対応」も重要です。
しかし、密なコミュニケーションやトラブル解決に悩む保育士も多く、離職率の高さにもつながっています。
特にクレーム対応は関係性に影響するため、慎重に行いたい業務です。
そのためには、まず原因を把握することが重要です。
保護者とトラブルになる主な原因についてご紹介しましょう。
保育士は誰でも通る道
保育士にとって、保護者対応は重要な仕事です。
経験を積むことが大切で、新人保育士は先輩から学びながら対応策を身につけていきます。
自分の中の常識では考えられないようなご意見や、不満、依頼を訴えられることもあるでしょう。
焦らず丁寧に対処し、園長やクラス主任に報告・相談することも重要です。
トラブルは予測できないため、パニックにならず冷静に対処しましょう。
保護者とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築いていきましょう。
トラブルの主な原因
大切なお子さんを預けているからこその保護者の思いが爆発しておきるケースが多いです。
保育士と保護者の思いの差について
保育士にとっては、保育園全体の子どもたちが大切ですが、保護者にとっては自分の子どもが一番。保護者の心理を理解し、お子さんを大切に扱うことが重要です。
保育士がその思いに応えられないと、トラブルの原因になることがあります。
相互理解とコミュニケーションを通じて、どのお子さんも大切であることを伝えていくことが問題解消につながっていくでしょう。
保育士と保護者の考え方の違い
保育士と保護者は、理想の保育について考え方や価値観が異なることがあります。
例えば、子どもの自立を促すために保育士が手を貸さずに見守る場面でも、保護者からは不快感や不信感が生じることがあります。
このような考え方の違いがクレームやトラブルの原因になることもあるのです。
保育士と保護者の思いや考えをしっかりと共有し、コミュニケーションを大切にすることで、保育への理解を得られることもあります。連絡帳や口頭でお子さんの様子を伝えるだけでも改善されるのです。
保育士の印象と言動が重要
保育士の印象や言動は、保護者の信頼度に影響を与えます。
笑顔や挨拶がなかったり、フレンドリーすぎて敬語もなかったり、保護者の前とは全く違う子どもたちへの態度など、些細なことでも保護者に見られています。
日常の態度や言葉遣いに気を配ることで、保護者からの信頼を高めることができます。
保護者に安心してお子さんを預けてもらうためにも意識改善に努めることが大切です。