慣らし保育とは
お子さんにこれから通う保育園や幼稚園にだんだんと慣れてもらうために短時間から預け始め、無理のないように新しい環境に慣れさせるというやり方を「慣らし保育」といいます。お母さんと離れて生活する環境は、例え数時間だったとしてもお子さんには不安や戸惑い、ストレスなど心理的負担がかなりかかります。そのような負担を減らすことも慣らし保育の目的とされています。もちろん不安なのはお子さんだけでなく、それは預ける親御さんも同じで、我が子はきちんと馴染めるのかなど心配になる親御さんもたくさんいます。もちろん我が子と長時間離れることに戸惑う親御さんもいます。
慣らし保育はそういった親御さんたちの心理的負担も軽減させることができます。
慣らし保育の期間
慣らし保育の期間は様々ありますが、一般的には1週間〜2週間といわれています。
初日と2日目は午前中のみにし、まずは2・3時間からスタートします。
3日目・4日目から保育園で昼食を取らせて帰宅させ、5日目あたりから昼食後にお昼寝をさせるというスケジュールで慣らしていきます。そこからはお昼寝後のおやつまで、そして終日保育というように少しずつ時間を伸ばしていきます。
- 1日目/2日目/3日目・・・午前中のみ(2・3時間)
- 4日目/5日目・・・昼食まで
- 6日目/7日目・・・おやつまで
- 8日目以降・・・終日保育
例えこのようなスケジュールを組んだとしても、4日経っても泣き止まずご飯を食べてくれないなどといったケースも出てきます。そのような時は午前までの日を5日くらい設けるなどして、少しずつ慣れさせていく必要があります。
これらの期間やスケジュールはあくまで目安であり、お子さんの性格や月齢により馴染めない場合もあります。そのような時は焦らずにまずは保育園側に相談するのが良いでしょう。
慣らし保育前にしたいこと
慣らし保育スタートでいきなり連れて行ってもお子さんは戸惑うだけです。
まずはお散歩がてらこれから通う保育園まで行き、保育園は楽しいところなんだよなど行くのが楽しみになるように優しく声をかけてあげてください。年齢が低くてもそういった雰囲気はお子さんにも通じます。また保育園側にお子さんの生活リズムや好き嫌い、好きな遊びなどを伝えておくと保育園側も対応しやすくなります。
初めての保育園で親御さんもお子さんも不安な気持ちでいっぱいになると思いますが、保育園に預ける前は誰しもが同じ気持ちになります。焦らずに乗り切り、新生活を楽しめるといいいですね。