言葉がわからない乳児にも!「話しかけ育児」の大切さ

保育士が子どもと触れ合うなかで、どんな教育よりも大事にしたいのが「言葉がけ」ですよね。日々こどもと接している保育士さんたちは、言葉のコミュニケーションは子どもとの関係性のうえでとっても重要です。

今回の記事では、保育士さんが子どもと接するときにどのようなポイントを置いて会話をするべきかをご紹介いたします。

乳幼児から言葉がけを積極的に行う事で、脳の動きが活発になり、成長に非常に大切になる。

子どもの気持ちを受け止める

毎日忙しい保育活動の中で、子どもひとりひとりとじっくりお話しをしたりすることやひとりひとりの言葉を受け止めることはなかなか大変なことですよね。

しかし、子どもがたくさんお話しをしてくれたりすることは、保育士さんと子どもの間で信頼関係があるからこそでもあります。

この子はどんなことが好きで、この子は今なにに興味を持っているのか。

など一つ一つの話題とその時の表情や感情などを読み取る事はとても大切です。
話しかけ保育が重要だと言われる大前提として、子どもの話しを聞く姿勢が第一歩になってきます。

強制的な言葉を使わない

「○○はダメ!」など、最初に否定的な言葉を投げかけてはいませんか?

やってはいけないことなどを子どもがしてしまった時に、否定から入るのではなく「○○してみるのはどうかな?」や「○○したら、相手はどう思うかな?」など、子ども達が自分から考える力をつけるためにも否定的な言葉には気を付けましょう。

言葉がまだわからない乳児に対してもたくさん話しかけることはメリットがあります。

大人の言葉をかけることによって、脳の刺激へとつながり自分で離せるようになるための基礎になるのです。

新生児でも音楽を聞いたり、大人の言葉を聞く事はそれ以外の時にはみられない脳の活発な動きが見られるという実験結果もでています。

言葉の分からない乳児などに話しかける時は、理想的には少し高めの声でゆっくりとそして赤ちゃん言葉ではなく大人の言葉ではなしかけることが良いとされています。

そして同時に大人の表情も驚くほど繊細に読み取っています。

表情にも注意しながら大人ができるだけ言葉がけをすることは、子ども達の成長にとって大切なことです。

日々の保育の中で、子どもの行動だけではなく子どもに対しての会話や言葉はとても大切にしたい要素のひとつですね。