みなさん、食育という言葉をご存知でしょうか。
食育とは、生きる上の基本であり毎日の活力の源でもあるかかせない存在です。
文科省の調査で、全国学力調査と学習状況調査のなかで「朝食を毎日食べていますか?」という質問で「毎日たべている」と答えた子どものほうが学力調査において正答率が高くなったという調査結果もでています。
そのように、食育は保育の現場でもとても重要視されるべきことなのです。
保育園の子どもたちは、毎日走り回りお友達と会話をし、ご飯やおやつの時間でお腹を満たし、ぐっすりお昼寝をします。
この毎日のサイクルの中での「食育」について今回の記事では ご紹介いたします。
子どもたちが食育を学ぶメリットとして、まずはじめに体力や学力の向上が期待できます。
先ほどの調査結果にもあったように、食育を学ぶことで自発的に栄養バランスの整った食事をすることができるようになり、脳や筋肉に対して充分な栄養を摂る事ができます。
食育をすることによって同時に食事のマナーも身に着けることができます。
食事のマナーなどは大人になってからは身に付いていないと恥ずかしい思いをする場面がたくさんあるでしょう。
そして、幼少期から食育をすることによって同じ食卓を囲む家族、友だちとも良い関係を築く事が出来るでしょう。
更には、食事のシーンだけにとどまらず保育園内の敷地でプランターを使って野菜栽培や、畑での芋ほりなどのイベントを行なうことも子どもにとっては大きな食育の存在となります。
自分たちで育てた野菜などを実際に給食として提供することで土との触れ合いから食べ物の大切さを分かりやすく子ども達に伝える事が出来ます。
そして、特別な食育活動の他に大切なことはきちんと食事の前後に「いただきます。」と、「ごちそうさまでした。」をきちんと言えるように指導することも立派な食育です。
子どもたち自身で配膳をしたり、片付けをすることで子どもたち自身の自信にも繋がります。
まずは特別なことよりも、身近で大切な食事のあいさつから食育を始める事がとても大切なことです。
食育、となんだか難しい言葉のように聞こえますが普段の生活スタイルの中でも簡単に食育ができるという事を感じてもらえたら幸いです。
食育をするうえで、まずは子どもたちに食育を通して何を学んでもらいたいか?を明確にしましょう。栄養と食事に関する知識は一生ものです。
ぜひこの機会に、子どもたちの健やかな健康の保育の一環として、食育を取り入れてみてくださいね。