2歳児で芽生えた自我や自立心、語彙力がさらに増していくのが3歳児と言われています。
語彙が増えたことで、自分の思ったことや感じたことをそのまま言葉にすることができます。
質問に対してただ答えていた時期とは異なり、自ら疑問に思ったことや分からないこと、
知りたいことに対して「これはなに?」や「どうして?」、「なんで?」と質問してくるようになります。
これは思考力が発達し、物事を自分で考える力が身についてきているからです。
また、思考力だけではなく運動能力も発達してくるため、
全身のバランス感覚も優れてくるのが3歳児の特徴です。
3歳児におススメの絵本
2歳児よりも内容を理解することができる3歳児のお子さんには、
ストーリー性がより強い絵本を読み聞かせてあげると、
絵本の中の登場人物と自分が重なり想像力が膨らみ、
それによって知識や感性が更に豊かになっていきます。
また2歳児よりも集中力が身についてきているので、
内容が少し長めの絵本でも問題ないでしょう。
作:いとうひろし「ルラルさんのにわ」
作:田中友佳子「こんたのおつかい」
作:なかやみわ「くれよんのくろくん」
作:征矢清 絵:林朋子「はっぱのおうち」
作:およたかずひこ「でんしゃにのって」
作:なかえよしを 絵:上野紀子「あめあめふれふれねずみくん」
作:ますだゆうこ えたちもとみちこ「クリスマス わくわくサンタの日!」
作:アネット=チゾン/タラス=テイラー 訳:やましたはるお
「おばけのバーバパパ」
作:エリック・カール「パパ、お月さまとって!」
作:谷川俊太郎 絵:長新太「めのまどあけろ」
訳:瀬田貞二 絵:マーシャ・ブラウン「三びきのやぎのがらがらどん」
作:A・トルストイ 訳:内田 莉莎子 絵:佐藤忠良「おおきなかぶ」
作:にしまきかやこ 「わたしのワンピース」
子どもが興味を持てる絵本が一番
ただ1ページに文字がずらっと並んでいるものだと、すぐに飽きられてしまうこともあるので、
そういった絵本はあまりおススメできません。
絵が大きく、文章や文字の間隔が詰まり過ぎていない絵本の方が、
お子さんが飽きずにいてくれます。
しかしお子さん中には文章がたくさんある絵本が好きだったり、
反対に絵がたくさんある絵本が好きだったりと、好みもあります。
読み聞かせをしていく中で、
ご自分のお子さんがどのような絵本が好きなのか分析していくのも良いかと思います。
好みに合わせて選んであげることで、より絵本に興味を持ってもらえることでしょう。