保育園で避難訓練をするときのポイント

保育園での避難訓練はどのような頻度で行われているでしょうか。月に一回ほど行う園も多くあると思います。しかし、月に一回避難訓練を行っていても、危機感のない避難訓練では意味がありません。大切な子どもたちを危険から守るためにも、もう一度避難訓練みついて考え直してみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、保育園の避難訓練について詳しくお話しします。一緒避難訓練の理解を深めていきましょう。

まず初めに、避難訓練をする目的についてです。
災害の発生や、事件の発生など色々な危険性から逃れるために素早い行動ができるように訓練することが1番の目的です。
素早い判断と行動のためには、保育士さんたちの判断が最重要といえるでしょう。
最悪の事態に備えてしっかりとした判断ができるように日々のチェックポイントをご紹介します。

災害別に避難マニュアルを作る

災害は1種類ではありません。地震や、火事さらには不審者といったようなさまざまな出来事に即座に対応しなければなりません。マニュアルを作ることで、保育士同士で事前に役割分担が行われて最悪の事態に対応出来ることができます。
さらには、そのマニュアルを適度に更新していかなければなりません。
常に新しいものを更新することによって、保育士同士でも理解が深まり危機感が薄れることがなくなります。

防災グッズを完備する

必要最低限なもの
☑︎非常食と飲料水 ミルク
☑︎ライト
☑︎アルコール消毒
☑︎オムツ おしりふき

さらには、情報源のラジオや防寒グッズなども用意するべきでしょう。
これらを子どもたちと一緒に考える機会を設けることも理解が深まるいい機会となるのではないでしょうか。

「お か し も」を理解する

避難訓練の際に誰もが耳にしたことのある、おかしも。このように合言葉を決めることも子どもにきちんと危険性と重要性を理解してもらうために必要なことです。
先生たち同士で子どもにきちんと伝える方法を考えることはとても重要です。

保護者との連携

いざ災害が起きてしまい子どもを守ることは重要なことです。しかし、子どもを預ける保護者は子どもの状況が分からなければ心配と混乱が起きます。普段から、避難訓練を開催することの周知と実際に起きた時にスムーズに保護者に連絡が行き渡るための準備を怠ってはいけません。災害時に慌てず保護者に子どもを引き渡せるようこちらもマニュアルがあると抜けのない避難訓練が行えます。

 

避難訓練はただ行うだけでは意味を持ちません。定期的に先生たちで情報を更新し、正確な行動が行えるように子どもたちと一緒に危機感をもった避難訓練が行えるように努めましょう。